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2004春天:春緑茶編
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春の旅は、龍井と碧螺春がメイン!
龍井は、梅家塢と翁家山の大好きな作り手さんは外せない。

桐塢の龍井は、桐塢に湧く泉水で飲むと印象ががらりと変わるの。例えようもないほど、おいしぃ〜。
お父さんと一緒にまた泉に水汲みに行ってきまーす。今年の春の泉水はどんな感じかな!
龍井は老蓬の好い畑・茶樹・芽など指定し、既に予約OK♪

碧螺春は、今年も西山・東山どちらも行きます!
西山は、昨年見つけた無人島に湖泳いで渡って、天然野生碧螺春は発見できるかな?(まだ泳ぐには寒いか・・・笑笑)
東山は、碧螺春工場にも覗きに行ってみようかな。

どちらも他の農家さんもまわってきますね!

碧螺春は、少なくても1種は果樹園100%の老蓬で作っていただきます。
果樹園の老蓬は茶園(=茶畑)みたいにたくさん無いから、今年はどの位摘めるかしら?
気候を見ながら条件の好いおいしい芽を使っていただきます!

碧螺春も老蓬と芽を指定し、既に予約OK♪

太平猴魁・満天香・黄山毛峰・六安瓜片・芸術茶 ・キーモンなどの黄山や他の安徽茶は、帰国予定の5月初めではまだ出揃っていないはず。
出始めのお茶を品茶させていただき、欲しいお茶を予約して作っていただきます!
太平猴魁の天然野生は、既に予約OK♪
(昨年は、間違えて売られてしまっていた・・・涙涙)

さぁ〜ここまで来たら、もう資金は尽きるでしょう。。。(笑笑)

今年は、今の所、気候の影響で各地緑茶の産量が非常に少ないそうです。既に昨年より高値が付いていて。。。本気でドキドキ。

鉄観音の春茶の打ち合わせも、茶摘み前にしておきます♪
陳年茶用を含む、濃香・天然野生・熟酸、に絞ろうかな?
春茶で清香型は予約しないと思います。
鉄観音はとにかく高いし、春茶清香型は寿命短いし、なにより既に緑茶で窒息寸前になっているはず。。。ははっ。

茉莉花茶も、原料茶葉の打ち合わせをしておこう♪

うわっ、ざっと書いただけでも大忙しだぁーーーっ!!


4月19日《いざ、西山へ♪》
順番に・・・ ・バスに乗って太湖の中を突き進む!

・島に入りました!
ワゴン車に乗り換えて、湖おじちゃんの家へ向かいます!

・はいっ、ここから果樹園の中を歩いて進みます!
あっ、この道、舗装されたのね♪

《今日の碧螺春》

・数キロの道のり、湖おじちゃんとおしゃべりしながら2人乗り♪
・菜の花、おしまいだねぇ〜。残念。

・わーい、採れたて新鮮、大好きな野菜がい〜っぱい♪

・夕方になると、ここに農家の方たちが集まって食材の自由市場になるの!

・『愛子、運が好いよ! やったね、初物だよ!』
うっきぃー、出たぁー、これだよこれこれっ♪ 太湖といえば白米蝦♪
話に聞いていたけど、食べるの初めてーーー、ラッキー!!

・本当にきれいな夕日だねぇ。。。はぁ。。。幸せ。。。

4月8日(木) 上海:朝寒い 晴れ

昨日、雨の中上海へやってきました。
上海にはもう少し先に来る予定だったんだけど・・・
まあ、予定がよく変わるのは、ここではよくあることね。(笑笑)

またまた、おかしな展開になってしまいましたよ〜!

12日から、ここ上海で《上海国際茶文化節》というお茶のイベントが始まります。
たくさんの会場でいろんな催し物が行われます。
その中のひとつに茶王賽もあります。

なんとーーー!!
その茶王賽の評委をすることになっちゃったぁーー!!

うははーっ♪ (・・・笑っている場合じゃない。)

評委っていうのは、品評委員のこと。
出品されたお茶を評茶して細かく点数を付け、順位を決める人のこと。
もちろん評委はひとりではありません。
部門も4つに分かれています。
今回、私は緑茶部門だそうです。

うははーっ♪ (・・・本当に笑っている場合じゃない。)

今日の午前の会議で、候補者の中から最終的に評委が決定。
その決定の前に呼ばれて、昨日突然来たのです。
で、明日、密室(!)にて評茶。

カメラはもちろん、録音もダメなんですって。当たり前か・・・ちょっと残念。
詳細を口外してもダメなんですって。これも当たり前か・・・うぅーん残念。

これまでに何度か電話いただいていたんだけど、
予定がよく変わるし、なんだか詳細がよく分からなかったし、
中国に来てからは龍井の畑から目を離したくなかったし・・・(笑笑)

でも、龍井がひと段落付いた所で(出始めの老蓬は全部仕上がりました〜♪)
また連絡いただいて、とにかくバスに乗って来てみた。

本当は違う目的があってもう少し先に上海に寄る予定だったのですが、
こちらも早まり、同時進行していますっ!

「評委? 評委ってなに?」
「ほ? 出品茶の評茶? 茶王を決めるの?」
「は? なんで私が?」 

本当に「は?」って感じですよね〜。
でもね、頭の中はすぐに違う方へ回転してしまったの!

だってぇ・・・評委ってことは!
たくさんおいしいお茶が飲めるってことでしょ〜♪ 

うははーっ♪ (・・・本当に、本当に笑っている場合じゃない。)

今日は、ぞくぞくを出品茶が集まり番号が付けられていきました。
明日はおいしいお茶がたくさん飲めるのねっ、楽しみぃー♪ (・・・。)

詳細はまた。。。おやすみなさい。


4月6日(火)午前少し曇りでも暖かい のち晴れ暑い23〜24℃

《仕上がりました〜♪》

出始めの翁家山&梅家塢の老蓬龍井、全部仕上がりましたよぉ〜〜〜♪
きっと明日は雨になります。
その前に間に合いました!

今年は、龍井茶として一般に出回っている新蓬はちょっと厳しい。
老蓬は非常に少ないですけど、どこもまずまず好いですよぉー♪

特に高山の老蓬は、本当に幻級になっていますが、
途中で奪われずにちゃんと手に入れて最後まで混ぜずに仕上げました。

今は、それぞれの作り手さんに保管していただいています。
産地の方法で約一ヶ月ほど過ごす頃、一段と味わいがおいしくなるのです。
これって、とても不思議なんだけど本当のことです。

そうなのっ、ちょうど帰国する頃にもっとおいしくなるのでーす♪


《どうしよう♪》

結果「これだっ!」という龍井ばかりです♪

でもぉ、、、畑の位置ごとに細かく分けて仕上げたら、
それぞれの量は少ないのに大変なことになっちゃった。。。
どうしよう。。。

自業自得。。。ですねぇ。。。うははーっ♪

高山老蓬同士、特徴をもう一度確認品茶してからブレンドしますっ!
このままではお分けすることもできないしね!

《高山老蓬ブレンド》

ブレンドって言っても、他の品種や、他の日の仕上がり分を
混ぜるわけではありません。
その日の老蓬同士を混ぜるのです。
これがいたって普通のことなんですよ♪

各農家さん、その日一日、区画の違う畑で摘まれた龍井の芽も、
釜炒りしながら最後には一緒にされていくのが普通です。
高山であろうが高山でなかろうが老蓬同士は混ぜていきます。
それを全部合わせてその日仕上がりの龍井茶になるのです。
通常は、それを高山の老蓬龍井と呼びます。
本当の高山の老蓬だけでは、量が少なすぎますからね。


取引所では、各農家さんの龍井茶の仕上がりがチェックされ、
何件もの農家さんのその日の分が一緒にされます。
そして、その村のその日の龍井茶として更に取引されていきます。

もちろん、老蓬と新蓬はどの農家さんも分けて釜炒りします。
この頃の新蓬の値段は、老蓬の半値以下です。
外形も香りも差がありますので、もし黙って混ぜて知らん振りしていても、
見る人が見れば分かります。
見慣れないと全く分かりませんが、取引所ではすぐにバレちゃいます。(笑笑)


私たちは、高山の中でも畑の位置ごとに細かく分けて飲んでみたいの〜♪
その中に、標高の低い場所や道路に近い場所の老蓬は混ぜたくなかったの〜♪

分けて仕上げていただいた後に品茶して、欲しい龍井は分けていただき、
欲しくない龍井はいらないと言います。
欲しくないと言った数種の老蓬は、その場ですぐに混ぜられて取引に出します。

そうなんです・・・
はっきり言って、とってもとってもわがままだぁーーー!!

だから、作り手さんにとってはすっごく面倒で面倒で・・・
一年で一番忙しいときに面倒極まりないことなんです。
こんなことに協力してくださる作り手さんたちと出会えることの方が
本当に幻級だといつも思っています。
離れている時だって、感謝の気持ちが消えることはありません。
本気です。

《明後の高山老蓬》

あとは、中間と、茶樹を切ってしまう前の高山の老蓬の芽を予約しました。
これはもう作り手さんたちを信頼してお任せっ!
4月末に戻って、確認の品茶してから受け取りまーす。

《やっぱり老蓬が好き♪》

老蓬の外形は、新蓬のようにはいきません。
でも、評価が高くなる外形のきれいな龍井に仕上げるより、
伝統的な味わいのその土地を感じるおいしい龍井が私は大好きですっ♪

勘違いしないでくださいね。
新蓬だって、おいしいのはおいしいんですよ!
それにとっても美しいです♪
でも、出始めの頃の素晴らしい新蓬は高すぎて、私たちは買おうと思いません。
茶摘みに間に合いませんし、今年は特に凍死の影響で少なすぎる。

今年、氷点下に下がる前に摘めた新蓬は、約3〜4日間。
その頃摘める量で仕上がるのは、片手に乗るくらいです。
まだまだ味が乗らない頃だけど、釜炒りしている途中で
お金持ちの中国人の手に渡って行ったそうです。(笑笑)

収入の高いこの時期の新蓬の芽は、特に高値で買ってくれる人に売った方が
農家さんにとっても助かることです。
私たちにはそこまで出せないし・・・(笑笑)

来年は少し残しておいてくれるってぇー、うきゃ〜♪

高山老蓬の獅峰龍井♪04/04

今年の龍井は、特に昨年の夏から茶摘みまでの気候の影響で少し痩せています。

こういう年は味わいより香りが〜♪

2日はすごく暖かかったので3日の茶摘みが大変でした。
3日が午後から少し寒くて風も強かったので、4日の今日は芽も少ないです。
今日はお天気ですが寒いです。
清明節のお月様がきれいです。

どちらの村もかなりこだわって作っています。
ただし、芽が少ない年の上に、更にとても少量しか作れません。
誓っていえます。

どこの誰でもここまでしないでしょう!(笑笑)

5日も6日も、次の摘み頃がやってくる高山の老蓬があります。
すでに仕上がったお茶にも、私たちがすることはまだあります。

がんばりまーす!

龍井お好きな方、楽しみにしていてくださいね♪

4月3日(土) 晴れ 昼過ぎから曇り 風が強い 急に冷える

《品茶》

翁家山村で、ここまでの全部を改めて品茶!
あぁ、、、どうしたらいいんだろう。

みんな特徴があって、おいしい龍井なのよぉーーー♪

《奪われてなるものかーっ!》

出始めの高山の老蓬の芽は、摘んでいる途中で奪われそうになるんです。
摘んだ後の涼干中とか、炒っている途中でも。

本当ですよーーー!
この芽をなんとか手に入れようとしている人は、他にもいるから。。。


龍井の取引の値段は毎日変わっていくので、
予約しない限り、高値で取引される好茶の龍井を、
農家さんが次の日まで取っておくことはありません。

私たちも「どうしようかな〜。」なんて、次の日まで考えていられません。
欲しい芽から最後まで目を離さず、でも、仕上がりに満足しなかったら
日が暮れる前には手放します。
その場その場で、要るのか要らないのか決めていきます。

作り手さんと品茶して相談しながら、これはいらないかな?
と思う仕上がりの区画の高山老蓬は、その場ですぐに手放し、
この時を待っていた方に譲りました。 

特に高山の老蓬は、もし私たちが欲しくなければ、
売りに出される前に次に待ち構えている人にすぐに渡っていきます。

正直、お金を出されてしまったら、負けます。。。はは。

だから、何度予約の確認をしても、
摘む前から仕上がりまで絶対に目を離せないのよぉーーー!
仕上がった後も、自分で梱包に細工をしたり、もちろん名前も書いたり、
預けておくときも鍵をかけたりするのです。

絶対に絶対に奪われてなるものかーっ!(笑笑)

龍井がいっぱい♪04/03

《出始めの高山の老蓬、どう仕上げる?》
昨日も今日(3日)も翁家山。
すばらしくわがままに作っていただいちゃいましたよぉー♪
さあー、昨日のはそれぞれをどうブレンドしていこうか!
もう一度真剣に品茶しながら考えますね。

さあ〜て、ここからどうしよう♪
お天気と芽と相談しながら、ですね。

明日は梅家塢、夜明け前には高山に向けて出発!
こっちの芽がいよいよ本番です♪
昨日下見に行った状態では、まだ早かったって!
でも、明日4日(正清明です)はどこも今日より発芽が少ないはず。
高山のあの畑の龍井の芽は、どんな感じに出ていてるかな。

寝よ。。。おやすみなさい♪

小鬼より【発展】

お久しぶりです。
二年ぶりに我が第二のふるさと杭州に戻って来ました〜。

知らない道が増え、街の景観も変わって
新しい街に来た様な感覚です。
そして思わず“発展”とタイトル。

ホテルに到着した途端に、興奮した愛里からなんか変なお茶を出されました。
龍井43号を使って陸羽の記録により唐代の製造方法を再現した餅茶だとか。

早朝から翁家山の茶摘みへ!
畑から帰る途中の何件もの農家さんに寄り道する愛里に、それぞれの家の何種類もの今日の龍井を飲まされたり、見せられたり。
白茶の品種で作った龍井茶だとかも出されたり。

何だが訳も分からぬまま夜になってしまいました。
チンプンカンプンのまま・・・
全身筋肉痛。
久しぶり荷物バックパックと
慣れないビデオカメラを回してた事のタタリ?

ちなみに愛里は皆さまのご察し通り
畑で他の茶摘み娘と同化してました。


4月2日(金) 晴れ 熱い 最高20℃

明日(今日)は運命の日♪

いよいよ翁家山の予約してある芽、獅峰龍井の一番茶摘みの日です!!
梅家塢の芽はまだ数日先です。確認しました。

朝早い、寝ます。

隊員到着〜!
《運命の日♪》

ああ、どうしようどうしよう!
今日、摘んだ場所は高山老蓬の6箇所の畑。。。
大変なことになっちゃった。。。

《高山の老蓬もいろいろ!》

一日中太陽が当たる高山の茶樹は、一般的には非常に条件がいい。
芽も、他の高山老蓬より早く出てくる。
でも、雨がなかった昨年の夏の影響で例年より細く痩せている。
当然、芽も細く痩せぎみだ。
こういう芽は、どちらかと言うととても香りの高い龍井茶になる♪

しかし、この場所の一番摘みの芽は手放しました。
『要らないね?』って、作り手さんと確認しあいました。
だってね・・・その日は雨の中での茶摘みだったの。
それにね・・・その芽よりも次に摘む芽の方がおいしいんですよ〜!(笑笑)

比べて日照時間が短かめの高山山間斜面の畑の茶樹は、少し遅れて発芽となる。
でも、今年の中では茎は太くしっかりしている。
当然、芽も太くしっかりとしている。
こういう芽は、どちらかと言うととても味わいの深い龍井茶になる♪

痩せぎみなのは、香りは高い、けど、味わいは薄め。
太りぎみなのは、味わいは深い、けど、香りが薄め。
条件が近い芽で比較した場合の、一般的な話としてねっ!

《蘭か? 栗か? 青豆か?》

素晴らしい龍井茶の特徴はたくさんある。
代表的に共通しているのが、よく言われる蘭の花のような香りと、板栗(栗)のような味わい。

これは、泡茶しないで仕上がりの茶葉をそのまま食べてみても分かる。
特に龍井のような炒り方をした緑茶は、そのままひとつの芽をつまんで食べてもおいしい。
かすかに香ばしく、甘みが残り、後味がとても好い!
たったひとつの芽でいろんな味わいが広がって。。。
あぁ、、、龍井茶、、、素晴らしい〜っ♪

高山の老蓬には、他の龍井の茶樹には出せない香りと味わいが存在する。
出始めの高山の芽には、よく言われる板栗の味わいというより、
どちらかというと青豆のようなすがすがしい春の自然を感じる味わいもある。
香りと味わいがとても高い!

これは絶対に他では真似ができない。
お茶葉は、本当に嘘をつかないね〜っ♪

《龍井の品種》

龍井には4種の品種があるが、大きく老蓬と新蓬の2分類。
農家の人は、新蓬の中にも4種あると言う。。。どういうことだ?
主流で栽培されているのが新蓬、龍井43号。
老蓬の中にも2種類ある。

おっとっと、、、品種の話をしだすと長くなるので、また今度っ!

《出始めの高山の老蓬、どう仕上げる?》

ただでさえ少なくて貴重な高山の老蓬の出始めの芽を全部、
(全部、って言っても山ごとじゃないよーっ!・・・笑笑)
大きさを揃えて摘み、畑の位置ごとに分けておき、
それぞれの味わいの特徴を引き出すために、
作り手さんと相談しながら炒り方も微妙に変えて
それぞれ釜炒りしていただきました。

艶や緑を濃く出すのか?
それとも伝統的な色合いに仕上げるのか? 

評価の高い形にするのか?
それとも伝統的な形に仕上げるのか?

外形を優先するのか?
それとも味わいを優先するのか?

味わいを引き出すことを優先するのか?
それとも香りを引き出すことを優先するか?

途中途中で、どういう感じに仕上げようかと形や色合いもチェック。
仕上がっていない状態の味わいも品茶してみて、
条件が違う区画の高山の老蓬の芽がそれぞれどんな特徴を持ち、
その後どうすればどんな味わいに仕上がっていくのか・・・
それを飲んでみたかったの〜♪

でもね、これはすっごくすっごく面倒なことなんです。
摘む人、炒る人、全員の協力が必要です!
付きっきりでチェックし、相談しながらお願いしていく私たちもあっちへこっちへ忙しいのだぁーーー!(笑笑)

《往復2時間200グラム!》

午後の初めに私たちが担当した斜面は、往復2時間かかるの。
1回山を降りて、龍井村を通り抜け、そこからまた登り始める。

そこまで5人で登って今日摘んだ茶葉も、仕上がりは200gにも満たない。
畑の大きさにもよりますが、出始めはこの位の量がやっとなんです。

摘んだ芽が一鍋分に満たないのではないかと、私も小鬼もがんばって摘みましたっ!

ここの芽で作った龍井に、特に青豆の味わいが出たのーっ!
やったーーー♪

その次に摘んだ山の上の日当たりの好い場所では、
既に2〜3回は摘んでいますが、まだまだ第1蓬がある状態。
条件としては大変好い畑です。
ここも、今日の仕上がり分は200gがやっとでした。

この2箇所の畑の芽で仕上がる龍井の味わいが、特別に好きなのっ♪

混ぜずに分けておきたいなぁ・・・
でも、篩ったあとは200gに満たないからなぁ・・・
すぐ飲んでなくなっちゃうよぉ・・・
帰国するまで残っているかなぁ・・・
このままじゃ欲しい方にも分けられないよぉ・・・

さあ、どうしようか?
やっぱり、愛里&小鬼でブレンドするしかないでしょう!

そうだよっ! 
混ぜた方がもっとおいしい味わいになるしね〜♪


0402

翁:高山から茶摘みの帰り、往復2時間


翁:晩ご飯

0401

餅茶餅茶餅茶

梅:新村でお昼ご飯。ご相伴に預かりました!
梅:新村の茶庄で売っている龍井茶
梅:新村の茶庄で売っている龍井茶

3月31日(水) 曇り時々晴れ 夕方から雨

《決めたっ♪》
めし

あさってです!

明日も少し摘んでおいたほうがいいね。
雨の状態によっては明日の芽は混ぜないほうがいいかな。
やはりあさっての午前でしょう!

きっと素晴らしい香りになるっ♪
もう予想はつく。
でもまだ決め付けちゃいけないね。。。

落ち着いて、落ち着いて!

明日の少し、あさっての本番、その次の分も別仕上げにしてみよう。
それからじっくり比べてみて、どうするか考えよう!
慌てない、慌てない!

へへ♪ 

翁家山で一番力を入れたい獅峰龍井茶のことで〜す♪

畑は、一番標高の高い土壌と水はけと日当たりの好い場所。
樹は、どれも100年以上の老蓬。
芽は、その中から厳選して。
この一年、肥料と農薬と手入れの管理。

これら全て昨年から打ち合わせ済み。オーダー入っています!
あの畑の好い芽で作った龍井、毎年飲み続けたーーーいっ♪

残り少ないこの大物の原種を、絶対に抜かないで欲しいの。。。
改良した新品種に、絶対に植え換えないで欲しいの。。。

摘み方、歌おばちゃんと一緒に茶摘み娘たち全員に指導してきました!
炒り方、歌おじちゃんが全神経を集中してくれるそうです!

あとはこれまでの一年とその時の気候、自然の力。。。

運命の金曜日になりそうです♪

今日は翁家山村にいました!


《プレ一番摘み》

その龍井♪
一番摘みはちょうど私が着いた日に済みました。

しかーし!

この一番摘みは、本格的にお茶を作るための一番摘みとは違います。

すでに伸びだしたり伸びてしまった気の早い芽を摘み取り、
どのくらいで摘み頃になるか芽の様子を伺い、
釜炒りをしてみて味わいや香気などを確認します。

この時の一番摘みの量は、釜炒り一番鍋の一回分の量にも満たないのです。
なんとかそれだけで最後まで仕上げても、標準の味わいにはなりません。
少ない中に、芽のばらつきもあるからね。
まだ味わいも薄いです。
時差で寝ぼけているような感じかな♪(笑笑)

通常その年のその樹の一番先に摘んだ芽だけでは、
おいしい味わいは出せません。

一番鍋の量が少なければ、単独での二番鍋、三番鍋は難しい。
極端に少なければ、他の芽と混ぜなければ釜炒りは出来ない。
だから、二番鍋以降で他の芽と混ぜてしまうところが多い。

もちろん、これだってまた特別なおいしさがあるよぉ〜♪
でも、作り手さんの、そして私たちの求めている味わいにはならないのだ!

これを一番摘み、って呼んでいる所はたくさんあるけど、
ここでは、しっかり区別します。
特に老蓬は!

大丈夫、これまでもこれを一番摘みとは呼んでいないよ。
さて、なんて呼ぼうかな? 

プレ一番摘み、ってところかなっ♪(笑笑)


《凍死》
凍死しちゃった龍井43号

たいへんだ、たいへんだ、大変だぁーーー!!

今年の龍井、大変なことになっています。。。
多くの芽が凍死してしまったんです。。。
農家さん全体、平均すると昨年の約4割減。。。

これは龍井43号のお話し。

2月末から少し暖かくなると芽は成長し始め、
3月の初めには芽が出始め茶摘みは始まりました。
この頃に摘める芽はほんのひとつかみ、非常に少ないです。
しかし、一斉に発芽しようと頭が覗きはじめている頃でもあります。

今年はどうなるかな!
暖かくなってくれるかな!
このまま成長してくれるかな!

と思った、3月4日と5日。
いきなり氷点下に下がったそうです。
6日も、0度まで下がったそうです。
これは非常に大変なことなんです。(涙涙)

発芽した芽、発芽しかけている芽、凍死しました。。。


《凍死するとどうなるの?》

成長しない。
そこで芽の成長が止まってしまう。
凍死した部分は、枯れて黒くなっちゃう。

包まれて守られていた部分が後から出てきても、
芽の先端が凍死していると開かない。。。

そのまま押し出されるように伸びてくる芽もあるけど、
枯れている部分がそのまま付いてくる。

小さな芽の全体が凍死すれば、その芽はそのままストップ。
枝が凍死すれば、その枝からの芽、全部が。。。

龍井43号は、清明節の前に早摘みできるように改良されているので、
どこの村でもほとんどの茶樹がこの被害にあっています。

同時期に多くの芽の大きさが揃って出てくるように改良されているので、
ひとつの芽が凍死していれば、その樹のほとんどは凍死しています。

なんてこった、なんてこった。。。(涙涙)

3月30日(火) 曇りっぽい晴れ 朝少しだけ小雨 風強め

《朝の龍井茶♪》

杭州に着いてすぐ、荷物も開けずに会いに行った杭州のお父さん。
でも、日が暮れる前にお父さんは村に戻ってしまっていたの。
着いた時間が遅かったから、仕方ないね。。。

麗麗(杭州のお父さんの長女)の婿どのが預かっていてくれていました。
お父さんからの贈り物の龍井茶♪
3月出始めに一番高値がついた龍井茶・・・の、茶片!(笑笑)
自宅で飲んでいるお茶のおすそ分けねっ。

見た目が美しいわけではないけど、とにかくうまいんだな〜♪
本音を言うと、これたくさん欲しいんだよね。(笑笑)
でも、無いのよねー。当たり前。。。

朝はこの龍井茶片、春満開〜♪
飲んじゃったから、またもらいに行って来た。あははっ♪
《寒い春》

麗『愛子姉ちゃんは春と一緒にやってきたね!』
愛「へ? どういうこと?」
麗『来る前日まで、氷点下まで下がっていたんだよ!』
愛「氷点下〜〜〜? うっそ〜?」
麗『本当だってば。ちょうど好い日にこっちに来たんだよっ!』

・・・だそうです。
今日も少し寒いけど昨日よりは暖かいし、確かに春っぽい。

翁家山の歌おじちゃんも、梅家塢の紅おじちゃんも言っていたっけ。
3月は、少し暖かいかな?と思われる日が2〜3日続くと、
すぐに真冬のような日が続き、これの繰り返しだったそうです。
昨年のように3月に入っての積雪はなかったようですが、
当然摘めるお茶は少ないよね。

麗『今年の夏はすっごく暑いぞ〜!』
愛「きっとそうだねぇ。。。今年もまた雨降らないのかなぁ?」
《夕方の龍井茶♪》

別の場所でもうひとつ龍井茶登場。
研究所の一番摘みを少し頂きました。
見た目は綺麗だけど味は薄いの。
寒い今年の春の一番摘みの43号だから仕方ない。
使った水道水がちょいとしょっぱかった、これもあの環境では仕方ない。
でもおいしいのは十分に分かる、ひとくちでふたたび春満開〜♪

ごめんなさーい。飲みきっちゃいましたぁ。。。
《蒙頂茶》

なぜか四川の蒙頂茶の新茶も登場。
四川の市長からの頂き物・・・の頂き物♪
これは少しあるから連れて帰りましょう!
お茶怪獣たち&隊員たちへ少しづつおみやげにして、残りは・・・
品茶会とか(参加したい人がいたら、の話ね。)で一緒に飲めたらいいなぁ〜♪

そのくらいの量は残る、かな?(笑笑)
《夕ご飯!》
1度で2度おいしい鍋!
食後の果物:いちご&マンゴー
《プーアール茶》

なぜかプーアール茶の10年ものも登場。
歓迎の意味で夕食後に出してくださったお茶♪

今まで飲んだプーアールの記憶がきれいさっぱり消えました。
ほよよ。。。びっくらたまげたおいしさ。。。すっごく大笑いしちゃいました♪

プーアールのおいしさって、こういうものだったのねー♪
個人所有のお茶だから、おすそ分けはないの。。。
残り少しになっているとても大切にしているお茶、欲しいとは言えなかった!

やばい、このままだと雲南に行っちゃいそう。。。(笑笑)

《しまった!》

あ、、、早速やっちゃった!
どれも写真撮っていないかも。
プーアールが少しあったかな?

お茶飲むときって、お茶から目が離れなくなっちゃうよぉ〜。
飲みたくて飲みたくて、飲みだしたり話しだしたりしたら、
どうしても忘れちゃう、、、写真撮ること。

畑にいるときも、茶摘みのときも、釜炒りのときも、いつも気付くと忘れてる。
写真に残すことなんかどうでもよくなっちゃう、みたい。(笑笑)
へへ、、、どうもすみません。

好きなものが目の前にあるときって心はそっちへ行っちゃうから、
意識して撮ろうと努力しないとカメラのこと思い出さない、ですよね???

後になって、どうして写真撮っておかなかったのよぉー、ばかばかばかぁ〜。
の繰り返し。はっはっは。。。私だけ?
そんなことない、ですよね?(ちょっと不安。)

そうだよっ、思い出した!
隊員たちだってみんないつもそうだよっ!(ちょっと自信。)
いつも飲み終わってから、食べ終わってから、全てが終わってから、
満足した後にふと我に返っていきなり思い出す。
「あっ、、、写真、、、しまった。」

あぁ、、、すごい言い訳している。どうもすみまっせぇ〜〜〜ん!

がんばってもうちょっと意識してみようかなっ。(笑笑)

3月29日(月) 杭州:曇り 寒い

《ゴムが・・・》

朝からお引越し。部屋に不備あり、5階から8階へ!
顔見知りのべルボーイが荷台を引いて笑顔で手伝いにきてくれた。
べ『愛子ぅ〜。久しぶり! 何から乗せる?』

小さな事件発生。。。
8階の部屋の前。。。
べ『愛子ぅ〜。これ絡まっちゃった。』
愛「なにが?」

がーん・・・バックパックカバーのゴム。
車輪に絡み付いている。完全に行っちゃってるね。

べ『とれないよ。えーい。』
愛「こらーっ、無理矢理引っ張るな!」
べ『だって、、、。』
愛『こういうときは慌てない。まず荷台を倒して!』

べ「とれないよ。」
愛『どれ。。。ああっ!』
べ「なに?」
愛『切れてる。』

べ「ないとダメ?」
愛『ダメじゃないけど、非常に不便!』
べ「どうしよう。」
愛『どこで切れているか見てみるよ。そっち抑えてて。』
べ「はい。」

修理の人が通りかかり、ライトを照らしてくれる。

べ「どう?」
愛『抜けないねー。』
べ「切っちゃいなよ!」
愛「おいっ!」

総支配人もやってきた。
客も見物に来た。
いや、、、そんなに大事ではないんだけどなぁ。。。(笑笑)
冗談飛ばしあいながら、みんな揃ってあーでもないこーでもない。

修理の人から工具を借りて車輪をはずす。
かぁー、ダメだこりゃ。。。
仕方ない、完全に伸びきっている2箇所で切断。

愛「これと同じものを探して、1m買ってきて!」
べ『どこで売っているの?』
愛「多分、服装市場とかに行けばあるんじゃない?」
べ『どこにあるの?』
愛「あのね〜、私は地元ッティーじゃないの!」

べ『僕も地元ッティーじゃないよ。』
愛「ここに何年も住んでいるんでしょ!」
べ『うん。』
愛「自分でやったことでしょ! そのくらい調べろ〜!」

廊下で彼に蹴りを入れるマネをする。
本気じゃなくて、じゃれている感じね!
みんな大笑いで見ている♪

さて、見つけてこられるかなぁ〜?
期待しないで・・・少しは期待してみようか!(笑笑) 

《接頭が・・・》

部屋が変われば、パソのために電話線の修理もやり直し。
あいや、この部屋ちょいと面倒だなぁ。。。
ま、いいか。何とかしよう。

修理の人も手伝ってくれて、またまたあーでもないこーでもない。

愛「いや、ここからこうして2又にしたいの。」
修『できない。』
愛「できるよ。道具貸して!」

修『これでいい?』
愛「なんで3又にしているの?それに、ここまで届かないよ。」
修『ここで切ってまた繋げれば、、、ブチッ。』

愛「ああー、切っちゃったの?」
修『大丈夫。ここから3本にして、、、。』
愛「どうするの?」
修『あ、、、。』

愛「ああー、接頭も切っちゃったの?」
修『なくても大丈夫。』
愛「なければパソコンにはめられないよ。」
修『あ、、、。どうしよう、予備持っていない。』

愛「じゃあ、これと同じ接頭を買ってきて!」
修『どこで売っているの?』
愛「多分、家電市場とかに行けばあるんじゃない?」
修『どこにあるの?』
愛「あのね〜、私は地元ッティーじゃないの!」

ホテルのマネジャーがやってきた。
彼女はもともと友人で、滞在中は大変気を使ってくれる♪

マ『愛子!どうしたの?なにか不手際があったって聞いて。』
愛「大したことじゃないよ!」
マ『あ(状況判断)、ちょっと待って。コンピュータ室の責任者呼ぶね。』
愛「ありがとう♪」

すぐに来てくれた!

コ『どうしたんですか?』
愛「えーと・・・・・・(説明)。」
コ『うん、わかりました。必要なのは、この3種ですね?』
愛「そう!」

コ『今日仕事終わったら買ってきますよ!明日でもいいですか?』
愛「え?仕事後に? それは好くないよ。。。」
コ『家のすぐ近くにあるので!』
愛「じゃ、一緒に行きます!」
コ『ははっ、大丈夫です。そんな必要はないですよ!』

マ『愛子、彼に任せれば大丈夫だよ!』
愛「仕事後じゃ申し訳ないよ。。。」
コ『大したことじゃないです!』
愛「うーん。じゃあ、すみません!よろしくお願いいたします♪」

こちらは安心して期待できます。きっと。(笑笑)
本当にありがたいことです♪
《寒い!》

はぁ〜、やっと落ち着いた!
もう、おやつの時間だわぁ。

しかし、寒い。寒いわ。寒いのよ。
もうこの季節、ホテルは暖房切れちゃっているの。
部屋の中だっていうのに、昨日より寒いのよ。

結構着ているのよね〜!
上はね・・・
雪山登山用長袖アンダーシャツ・半袖Tシャツ・薄手長袖フリース。
下はね・・・
雪山登山用アンダー長パンツ・冬用の裏地付き長パンツ・靴下。
まだ寒い。

そうだ、上着も着ようっ!
薄手フリースのウインドゥストッパー。
普通のフリースの3倍以上の保温力がある優れもの。
でも寒い。

そうだ、あれがあるっ!
スキー用の長袖アンダーシャツ。中に着よう。
ぴったりしているし手首閉まっているから暖かい。
それでも寒い。

あいやぁ、もう着るものないよ。。。
なんか頭痛くなってきた。。。やばいな。

風邪? 多分違う。
この寒さは? きっとこれまで溜まった極度の寝不足&少しの疲れ。
このまま無理をすれば風邪になる。

そうだ、布団かぶろうっ!
隣のベッド空いているから、そっちの布団も重ねて。。。よいしょ。
予備の毛布も重ねて。。。どうだっ。。。重っ。

これだけ寒けりゃ、お茶の量が少ないのもうなずける。
先は長いからね、まずはお茶より体調、っと。

お昼寝、お昼寝・・・♪
おおっ、映画専用のチャンネルがいっぱいある!
日本のもあるの? あははっ!

明るいうちから布団に入って、テレビで映画なんか見ちゃって。。。
うくくっ、なんか贅沢だわぁ〜♪

《なぜか日本料理》

夕方・・・携帯電話が鳴る。

刑事「愛子! ご飯食べよう、すぐ来て!」
 愛『え? どこへ?』
刑事「日本料理だよ!」
 愛『日本料〜理?(苦笑) どこの?・・・分かった。』

刑事『早くね!』
 愛「何人?」
刑事『うーんと、6人。』
 愛「買い物してから行くよ。」

刑事『なに買うの? 先においで!』
 愛「先に日用品買いたいのーっ!」
刑事『分かった分かった。じゃ、待ってる。』
 愛「ありがとうね、みんなによろしく♪」

もう長いお付き合いの友人のひとり。
凶悪犯罪課の刑事のお仕事をしている。
日本料理店に集まっていた6人全員、同僚の刑事だった。
傍から見れば、かなりごつい食事会。。。(笑笑)

途中で巡査も2名合流。このふたりも長い友人。
時々パトカーで畑まで乗せてもらっている。。。(笑笑)

当然だけど写真は出せませ〜ん♪


3月28日(日) 晴れ 夕方ほんのちょっと小雨

《ブラック珈琲登場!》

小鬼ぃ〜! 花餃子ぁ〜! 小[女尼]子ぅ〜! 
コーヒーが、、、コーヒーが、、、ブラック、、、です。

飛行機の中・・・
機内サービス・・・

「あれっ?」
「粉末クリーム&砂糖が渡されている?」
「ってことは、ブラック?」 

中国で珈琲と言って通常出てくるのは、砂糖ミルク香料等配合の即溶珈琲
(粉末のインスタントコーヒー)。いくつも種類があるけれど、一番流通しているのが隊員達の定番でもある『雀巣(quecao)珈琲』。

一杯分ずつ小分けになっていて、10袋入り、20袋入り、30袋入り、
おまけ付きやばら売りだってある。

7〜8年前には既に売り出されていて、当時はホテルでも珈琲といえばこれが主流だった。
今ではどこの土地へ行っても、デパートはもちろん駅でも小さな商店でも普通に売られている。

もちろん同じメーカーから、ブラックのインスタントコーヒーの瓶も出ているよ。
(この空き瓶、お茶用ポットととしてよく使われています!)
2〜3年前には金ラベルの瓶も登場した。

でも、この種の瓶のインスタントコーヒーは一般から見ると高価なので贈答用に使われることが多く、
毎年その年の干支をデザインにしたコーヒーカップがおまけについた綺麗な箱入りも春節前には登場する。

中国でブラック珈琲を好んで飲む人は、全体から見ると非常に珍しくてまだごく少数派。
コーヒー豆を使っている珈琲亭(喫茶店)でも、砂糖ミルクを大量に入れる人をよくみかける。

コーヒー豆を使っている珈琲亭(多くはサイフォンか機械で淹れる)は、コーヒーの味わいを楽しむというより
雰囲気を楽しんでいる人の方が多いかな?
デートとか。ちょっとおとな〜な雰囲気のする特別な場所。

だってね、物価から見てすごく高いのよ。。。
円に換算しても、珈琲一杯としては高価です。

その味?  
うーん、、、随分好くなってきた。(笑笑)

雰囲気が好い店が多いのよね♪
広い空間に静かに音楽が流れていたり、ピアニストの生演奏があるところもあるし、
一組ごとに大きなソファーセットに通されたり、
夜にはロウソクが灯されたり、何時間いても嫌な顔をされずサービスはとても好い。
そんな珈琲亭が増えている。

さてさて、その砂糖ミルク香料等配合の『雀巣珈琲』をひとくちすすると、これまで歩き回った中国大陸のいろんな土地と、
そこでの様々なシーン、そして一緒に飲んだ友人たちの姿が浮かんでくる私。

いつの時も、とても疲れているか、お腹が空いているか、ひどく寒かったっけ。。。
だけど思い出すのは、甘〜くて、あったかくて、とってもおいしくて、みんな笑っているのっ♪

個人的には、コーヒーは普段はブラック以外飲まない。
深く炒ったばかりの豆を荒めに手動のミルで挽いてネルドリップで淹れるのが好き。
でも、中国に来るとなぜか甘〜いのが飲みたくなる!

お茶を飲み過ぎて貧血気味のときも、疲れきって泣きそうな時も、寒くて震えが止まらないときも、
いつもこの甘〜くてあったかい砂糖ミルク入りの即溶珈琲に救われてきているような気がする。
旅のお供だねっ♪

いつも使っている航空会社の飛行機の中でも、「珈琲」というとポットに大量に作ったこの甘〜い『雀巣珈琲』がカップに注がれてきた。
ひとくちで大陸が一気に近づく。「来た来た!」ってね。
でも、それも前回まで。

小さなことだけど大きな変化。
いわゆるひとつの進歩かな。(笑笑)
そりゃ飲んでみなくっちゃ。

今回、またひとつ新しい思い出の味が増えるのかな!?
「コーヒーください♪」

うん・・・酸化していない・・・おっ、飲めるぞっ!

お茶の話しじゃなくてごめんなさぁ〜い。
だって寒いの。すごく眠いの。
飲んでるよ〜、旅のお供の珈琲を。。。あぁ〜、おいしっ♪


《大巴》

上海浦東国際空港到着・・・

さて、どうしようかな?
そうだっ、そのまま杭州へ行こう♪

バスバス、大巴大巴、どこから乗ろうかな?
一回街に出ないとダメかな?

ここから一番近い長距離バスの駅は?
浦東長途汽車駅かな?
でも、距離あるね・・・

こういうときは、聞き込み調査!

状況は毎回変わるからね。
決め付けちゃいけない、諦めちゃいけない。

「杭州まで行きたいんだけど、一番便利な方法は?」
『電車が好いんじゃない?』 
「遠いよ。。。」

「杭州まで行きたいんだけど、一番便利な方法は?」
『長距離バス駅じゃない?』
「どこの?」
『知らない。』

「杭州まで行きたいんだけど、一番便利な方法は?」
『そこから出てるよ。』
「本当?」
『15番から出てまっすぐね。大きな看板があるよ。』
「やった、ラッキー♪」

どこどこ?
あれ、看板ないよ。こっちじゃないじゃん。
え? 2階?

2階。 看板ないよ、どっち?
え? 1階? エレベーターの乗換えね。

エレベーター前。荷台は置いてけ? 
よっこらしょ、、、っと。準備完了。
1階? 1A階? どっちよ?

1A階。 で? 看板ないよ?
とりあえず駐車場を突っ切る。。。あった〜♪

「杭州まで、何時発?」
『3時30分が今行っったから、次は5時30分ね。』

「まだ3時15分だよ?」
『でも行っちゃった。』
「そう。。。うーん。じゃあ、5時30分でいいや。」

ところでさぁ〜、早く出るのはやめて欲しいっ!
遅れるのはまだいいよ。。。少しなら。
(人が集まるまで何日も待たされるのは困るけどね。)

これがバスだからまだいい。
飛行機だったらチケット代どうするのよ?

本当にあるんだよー! 
飛行機が定刻より早く離陸しちゃうこと。
実際に経験済みなの。30分早く離陸。
でもね、その時は間に合った。
アモイ空港で何度もアナウンスで呼ばれたけど。。。(笑笑)

さぁ、杭州杭州♪
昨年の12月から杭州行きのバスが出てる。
上海浦東空港と杭州黄龍体育場往復、毎日運行。
ひーひっひっひ♪(意味不明な笑い。)

時間があるね・・・お散歩でもしようか!
 
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