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2003夏天:幻の茉莉花茶編
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7yinで2種類!
手工の形の珍しさにこだわらず原料茶の質を最優先して幻の茉莉花茶を作りに挑戦してみます!

《心の隊員》募集中!(笑笑)

《心の隊員》は、現地でお茶作りに参加できないけれど挑戦を楽しみにする心は一緒、
出来上がったお茶も一緒に消費(!)してくれる、そんな隊員を意味しています♪

《心中してくれる隊員》・・・とも言うかな?
出来上がるまでどんなお茶になるか分かりませんから!(笑) 

in花が多くなると、ある時点で茉莉花茶は氷砂糖のような味になってしまうの!
おもしろいですよね〜♪ 作ってみたいけどリスクが高〜い。

今回は、その寸前を見極めて原料茶にあったin花をし、誰も飲んだことのないおいしい茉莉花茶に挑戦したーーーい!
失敗して氷砂糖の味になっちゃったりして。。。


 
《包装》

包装まで依頼された場合は、ここでアルミガゼットを使い包装します。
こちらも台湾の会社からの注文だそうです。

愛「手伝う〜!」
職『おう、やってくれ。』
愛「ねえねえ、これ、ちゃんと封されてないよ。」
職『そんなはずねぇよ、、、あ、本当だ。』
愛「えい? これ全部ダメじゃん。すぐ開いちゃうよ。」
職『温度がまだ上がってなかったなぁ。』
愛「もう一度ね?」
職『おう、全部こっちへ持ってきて。』
愛「はいよ〜。」


 
《成功♪》

新鮮な若い茉莉花の香りが先に噴出し圧倒されていると、頭春の大白毫独特の上品なお茶の味が時間をかけてゆっくりと顔を出し始め、
杯が進んでも進んでも、茉莉花はいつまでも消えることなく咲いています。

口の中に花の甘みがほんわりと絡み付いています。
数時間たっても、喉の奥はやさしく高貴な茉莉花の香りで満開です。

涙が出そうです。。。

オーナーも師匠も職人さんたちも、一緒に品茶しながらニヤニヤしながら見ているよ。

『どうだー!』って言いたいんでしょ?(笑笑)

もう何も言うことはありません。

作ることに協力してくださった全ての方に感謝します。
花に、お茶葉に、そこに携わる全ての方に、そして自然に感謝します。
オーナー・師匠・職人さんたち、お疲れさまでした。多謝多謝〜!!

03愛里茉莉花茶2種、成功了〜♪


《回想:02夏天の約束》
愛「yin花が多くなるとどうなるの?」
オ『そりゃ〜、いい花茶になるぞ。がははっ!』
愛「何回yin花すると一番いい花茶になるの?」
オ『そりゃ〜、多いほどいいさ。』
愛「10回?20回?」
オ『そんなにyin花してどうするんだよ。』
愛「ダメ?なんで?」

オ『あるところまで行くと氷砂糖みたいに甘くなるんだ。』
愛「氷砂糖?」
オ『ああ、本気で10yin以上したら氷砂糖みたいになっちまう。がははっ!』
愛「どんな味?」
オ『お茶の味はなくなるけどな。そりゃ〜、すげー香りがするぞ。』
愛「おいしい?」
オ『好き好きだけどな、探したって今はどこにもないぞ。がははっ!』

愛「9yinって書いて売っているの見たことあるよ。」
オ『そんなの嘘にきまっているだろ〜。』
愛「なんで?」
オ『普通はyin花の回数が多いほど高級だからな、多く書けばよく売れるんだよ。』
愛「それはそうだけど、、、。」
オ『1.5〜2yin位か提花してあれば、ほとんどの所では3yinって出すんだよ。』

愛「もし、本当だったら?」
オ『いくらで売っていた?』
愛「○○○元。」
オ『がははーーーっ! 不可能だね。だろ?』
愛「、、、だね。」

オ『飲んでみたか?』
愛「うん。」
オ『どうだった? 飲めば何yinか、もう自分で分かるだろ〜!』
愛「gaoと古茶の味がした。yin花は多分頭yinのみ、提花はしてあったと思う。」

オ『1yinったって、いろいろあるんだ。』
愛「そうだね。」
オ『今はな、ちゃんと鮮茉莉花で3yinしているところさえ少ねぇんだよ。』
愛「玉蘭花とか?干花とか?」
オ「悪い花でも花を使っていればまだいいさ。ほとんど香精だな。周りで見てきただろ?」
愛『うん、、、。』

愛「何yinくらいが好き?」
オ『普段飲むには、3〜4yin花した白毛尖とかが俺は好きだね〜。』
愛「もっとyin花したのは?」
オ『高級茶葉をうちの方法で4〜5yin花すれば、そりゃ、いいぞ〜。』
愛「いっぱいあるじゃん。」
オ『あれは全部オーダーされたお茶だからな、自分じゃ飲めねぇよぉ〜。がははっ!』

愛「何yinでも作れる?」
オ『そりゃ〜、作れるさ。』
愛「ベストのyin花の回数は?」
オ『茶葉の種類にもよるけど、6yinもしたら十分じゃないか?』
愛「好い茶葉で7yinしたら?」
オ『そりゃ〜、すげー面倒だけど、成功したらとんでもなくいい花茶になるさ。』
愛「作ってよ!」
オ『お? いいさ! でも誰が買うんだよ、そんな高級茶。がははっ!』

愛「飲んでみたーーーいっ!」
オ『作ってやるか?』
愛「作ってぇ〜!」
オ『今年はもう無理だから、来年やるか?』
愛「ホンと♪」
オ『ああ、嘘ついてどうするんだよ。がははっ!』
愛「やったー、約束だよ!」
オ『おお、好い茶葉を抑えるから春になったら連絡しろよ。約束だ。がはは〜っ!』


 
《できた〜♪》

ぅぅぅ、、、やっっったぁー、できた、できたぁーーー♪(躍)

愛里花茶に湿気や他の匂いが移らないように、また香りが飛ばないように、

もう一度篩いでsui茶を丁寧に除いてから茶箱に移されます。

釘を打って箱に茶名を書いたら、ひとまず茶葉を保存する専用の倉庫に移されます。


 
《最後のホン干》

専用の網に広げられて、温度調節したホン干機の上に乗せ、
お茶葉の様子を見ながらホン干の時間を調整します。
愛里花茶はこうしてホン干されて来ました。
茶箱を重ねた上に上り、ホン干中の愛里花茶をちょろちょろ覗いてしまう。
龍団珠 白毛尖

師『危ないから降りて来い!』
愛「あ〜い。。。」

無事にホン干終了!
通涼し、温度がある時点まで落ちた所で・・・・

愛「いい?」
師『まだ。』

愛「もうそろそろ?」
師『うーーーん。』

愛「いい?」
師『好!』


7月30日  暑いです、40℃超えてまーす。
《運命の朝》

運命の朝がやってきました!

丁寧に丁寧に篩花。。。

その後、まだ残っている花片やガクなどを手で取り除きます。


龍団珠 白毛尖


《最後のyin花》
夕方、愛里花茶にとっての最後の花が到着しました。
今日の花も香度&濃度ともに素晴らしく、ただいま籠の中でyin花中です。

最後のyin花に使っている茉莉花は、ひと花ひと花、全てこの手で確認しました。
小花も花虫も開きすぎた花も、入っていません。
約1時間、花をチェックしながら色んな話を花とお茶葉に語っていました。(笑笑)

今回来たくても来れなかった隊員の名前も、中国で支えてくれている影の隊員の名前も、
心をくださった《心の隊員》のみなさまのお名前も、こうやって何度も一緒にyinしてきました。

『一緒に日本へ来てくれる?』

『専用のお茶箱が待っているからね!』

『日本の水、気に入ってもらえるかな〜?』

『楽しみに待っていてくれる人がいるんだよっ!』

『みんな(愛里花茶)がきっかけで、新しい出会いがあったりして〜、きゃ〜♪』

ひとりでぶつぶつ日本語で話しながら時々大笑いしていると、
職人さんたち、首をかしげながらいつも笑って見ていたよ。。。
師匠は、『うんうん』って優しくうなずきながら微笑んでいた。。。

今夜は、籠の側を離れたくないなぁ〜。

でも、花とお茶葉が一緒の最後の時間を静かに過ごさせてあげましょう。
夜中に一度起きて彼らのお手伝いをするまで、工場には鍵がかかります。

さあ、夜食のお粥をいただいて私も少し眠りましょう!
今日も星がきれいです。

ホン干が済むまでは気が抜けないぞーーー。


《8yinいきます!》
《白毛尖》は、一足先に7yinを無事に済ませました。

ついに、ここまで来ました。

うわ〜、かなりドキドキしてきたっ!

ホン干後、みんなで確認の品茶です。

香り・・・非常好、非常好ーーー♪

今日の花の状態もいい、《白毛尖》の茶葉の状態もいい。

オ『・・・8yinできそうだな・・・』
愛「ホンとーーー!」
オ『やってみるか?』
愛「お茶葉大丈夫かな?」
オ『やれるさっ、な、師匠よ!』
師「やれと言われれば、そりゃやるさー。」
オ『ここまできたら、もう手間は変わんねえや、やってやるよ!』
愛「お・お・お願いいたしま〜す♪」

師『ここまでの7yinをしたら、8yinしても変わらないと思うけどなぁ。』
オ『飲んでみたいんだろ? がははっ!』
愛「うんっ♪」
師『仕方ないなぁ、、、やるか!』
愛「やろーっ!」

《龍団珠》は7yinの夜、《白毛尖》は8yinの夜を迎えます。

花とお茶葉が一緒に過ごす、最後の夜です。


 
《お隣さん》
お隣の工場、比較的小規模の工場です。
よく工場の窓越しにおしゃべりするの!
ちょっとお邪魔しま〜す。

隣オ『今年は注文も少なくてなー。』
愛 「どこもそうみたいだね、大変だぁ。。。」

愛 「あ、鮮玉蘭花がいっぱい届いているね、いい香り〜!」
隣オ『今晩yin花するから、今のうちに小分けしてるんだ。』

愛 「ひと山、、、う〜ん? 1斤(500g)、いや、、、400g?」
隣オ『ああ、よく分かるな!』
愛 「えへへっ♪」

隣オ『そっちではどの位使ってる?』
愛 「ん〜とね、、、って、言えないよーっ!(笑笑)」
隣オ『ははっ、そうだよな。(笑笑)』
愛 「原料茶葉によって違うしさっ。」
隣オ「うん、それもそうだ。」


愛 「ん? べろべろ?  わ〜い、パンパ〜ン♪」
パン(行ったり来たり猛ダッシュで走り回っておおはしゃぎ。)
愛 「分かった分かった、顔は舐めるなーーー。」

この犬の名前はパンパン、まだ一歳になったばかり。
もぉ〜、小心者で小心者で知らない人には絶対に近寄らないで、
樹の影からオンオン吠えながら「どうしよう、どうしよう」ってウロウロするの。
私? どうやら気に入られたみたいです!
会う度に顔をベロベロ舐めまくられている。。。

不思議なのは、家の人の「座!」は聞かないのに、
私の「座!」だけはサッと聞いてくれるの。なんでだ???

とってもかわいい子、大好き〜♪

でもね、パンパンに会った後は、《花花》《露露》《小小》トリオが

『な・にーーーーー!!!』

って、体中の匂いをクンカクンカして離れなくて、、、大変なことになる。


 
《duo[手編に斗]篩機》

行くお茶あれば、来るお茶あり!

広西よりの注文の、量産用の原料茶葉が届きました。
duo篩機を使い、お茶葉の大きさを揃えます。
duo篩機の中には何種類かの目の大きさの篩いが組み込まれていて、
上の段に2種類の目、下の段にも2種類の目、その中を順番に回りながら
最後には数種類の大きさのお茶葉に分かれます。


(黄山の山の上では、竹で作ったduo篩機が使われていました!)
(黄山:フォト日記参照!)

師『こっちから出てくるのが7号で、、、。』

愛「あっちがsui茶?」

師『いや、あっちは8号。』

愛「向こうは?」

師『向こうがsui茶だよ。』

・・・も〜、頭の中ぐちゃぐちゃになってきたよぉ・・・

愛「となりのduo篩機は使わないの?」

師『目の大きさが違うんだよ。』

愛「そうかっ!」


  
《出荷待ち》

提花が終わり、出荷されるために袋詰めを待つお茶葉には、

香りが飛ばないように袋でカバーがされています。

台湾へドナドナですって、、、海を越えるのね。 再見〜!


 
《炉》

ホン干機の裏にある炉。
がんがん火を炊いて風を送り、ホン干機の温度をあげます。
暑い日中、工場の中は更に暑いけど、
炉のお部屋はもっととんでもないことになっています。
1時間作業したら、1sは痩せそう。。。

健康的にダイエットしたい方は、お手伝いに来てーーー♪


 
《お昼ご飯の準備》

朝ご飯が終わったら、すぐにお昼ご飯の準備です。
たくさんご飯を炊いても、すぐになくなっちゃうの。

これまでに、中国のいろんな土地でいろんなご飯の炊き方を見てきたけど、
ここの方法も、またまたとても楽しい。

側でおもしろそうに見ている私に、お手伝いのおばちゃんがにこにこ笑いかけてくれる。

おば『おもしろいかい?』
愛 「うん、おもしろいっ!」
おば『日本と違うかい?』
愛 「うん、違う。初めて見た〜。」
おば『日本じゃ、お米食べないのかい?』
愛 「食べるよ、日本でもお米は主食だもん。」
おば『どうやって炊くのかい?』
愛 「火を使う場合? んっとねー、、、(説明する)。」
おば『そりゃ、また面倒だねぇ。こうすればいいのによぉ。』
愛 「そうだね〜、今度やってみるね。」

《工場流(?)ご飯の炊き方》

ここで、工場流ご飯の炊き方をご紹介しましょう♪

1:
木の桶(画像の向こう側に見える桶)に適当に洗ったお米を入れ木の蓋をし、
湯を沸かしている大きな鉄鍋(中華鍋)の上で蒸します。

時間は、時々中を見て『そろそろいいな〜。』と思うまで、だそうです!
この時、お米の芯はまだまだ硬いです。
2:
大きなステンレスのボールに、蒸しあがったお米をあけ、
鍋で沸騰させたお湯をひしゃくを使って何杯か、
『ドバドバーーー』『ザブザブーーー』っと、お米に直接かけます。

お湯の量は、底に溜まる量をみて『このくらいでいいな〜。』
と思うくらい、だそうです!
3:
プラスチックを扇子状に切り抜いた専用の道具で、
ボールの中のお米とお湯を『ザックザック』と混ぜ合わせます。

混ぜ方は、お米とお湯が『だいたい混ざったな〜。』と思うくらい、だそうです!
この時も、お米の芯はまだまだ硬いです。
4:
木の蓋をして、昼まで3〜4時間ほっておきます。

・・・昼になりました・・・
ボールの中のお米は? あらまあ? おいしそうに出来上がっています♪

5:このご飯を木の桶に移し変え、蓋をしてまた鉄鍋の上で軽く蒸します。
  蒸す時間は、『適当〜。』だそうです!

6:さあ、出来ました。
  お茶碗によそって、いただきましょう! 

少し固めのご飯は、ここのお料理やスープと合ってとてもおいしい。

今日もごちそうさまでした〜♪


《夕方の花園》
ちょっと遅れて午前の作業に参加してからお昼ご飯を済ませ、お昼寝から目覚めた午後3時半。

そろそろ、午後の花摘みが始まっている頃。

 愛「ちょっと近所の花園まで行ってくるね!」
おば『どこが誰の花園か分かるよね? 自転車乗っていきな!』
 愛「は〜い。」
おば『自転車盗まれないよう、気をつけて!』
 愛「はいは〜い。」
おば『暑いから、傘か帽子を持っていきな!』
 愛「はいはいは〜い。」

暑い日中に、腰をかがめて何時間も何時間も、
小さな茉莉花花をひとつずつ摘む仕事は本当に重労働です。
今年苗を植えたばかりの茉莉花は、さらに丈が低いです。

農薬が使えないので、花園には必ず花虫がいます。
今の時期は、まだ花虫は成長してきていないのですが、
8月の中旬くらいになると、ほとんどの花の中で花虫が生活を営んでいます!

実は、その頃の花が一番香度&濃度が高いのですが、
yin花に使うと、どうしても花虫や花虫の糞がお茶葉に混ざってしまうので、
花虫が成長した後の花は、一般的には高級茶葉には使いません。
人体に害はないのですが、商品にするにはちょっと。。。

 

先日、すごい夕立が来たお蔭で、花はとても好い状態で成長し、
たくさんの蕾をつけています!

さてさて、お手伝いお手伝い〜。
愛里花茶には、自分で摘んだ花も毎日少しづつ使わなくちゃね〜♪

両側の花は明日摘む分。今日摘む花は、この真ん中の花。 上から見るとこんな感じ!

春はお茶の新芽の残像が一日中消えなかったけど、
夏は茉莉花の残像がいつまでも残ります。

眠りにつくときも、艶々した緑の葉っぱの中から小さな小さな花が叫んでくる!
プクッ・・・とした摘み頃の花は、特別にかわいい〜♪


おっと、これは昨日摘み忘れて、今日開いちゃったんだね。

。。。一時間以上、摘み続けます。。。

いたっ、あいたたっ、腰が、、、あう、、、腰が、、、。
大きな声で言えないけど、、、本当にキッツ〜。(苦笑)

遠くで聞こえる誰かの声。。。「愛子ぅーーーーー。」
ん?ご飯かな?

おば『愛子ぅーーー。(叫)』
 愛「ここにいるよぉーーー。(叫)」
おば『ご飯だよぉーーー。(叫)』
 愛「すぐ行くぅーーー。(叫)」

今日の収穫は?
おお、結構摘んだね!   
でも、一時間以上摘んでもこんな小さな籠一杯にもならない。

花園主「ん! なかなか早いし上手だね!」
  愛『ホンと?ホンと?・・・でへへぇ〜♪』
花園主「早く行きな!」
  愛『はいっ。自分で摘んだ分だけ先にもらっていくね〜。』
花園主「ああ、いいよっ。」

ご飯だ、ご飯だ。。。あぁ、腰が痛いよぉーん。


7月29日  もう言う必要もないくらい、ひたすら暑い。。。
《帰らなくちゃ!》

露天の海鮮夜市で大盛り上がりの後、茶館でみんなで一眠り。。。

朝だ! 工場へ帰らなくちゃ!
送ってくれるの?遠いよ? やったね、ありがとう♪

あ、、、軍のトラックだ、、、そうか、この奥に基地があるもんね。
1、2、3、4、5、6、7、、、すごいたくさんだなぁ。
写真撮っちゃお〜。

友『愛子! 気が付かれないよう、気をつけろよ。後ろからたくさん来ているぞ。』

愛「はいはい、分かってますよぉ〜。もうちょっと寄って!、、、フラッシュ消して、と。」

。。。パシャ。。。


 
《海鮮夜市》

花が無事に届いたのを見届けて、友達に会いに福州の町へやってきました。

やっほ〜い!
夜市だ、夜市だ、海鮮夜市だ、久しぶり〜♪
相変わらず賑わっているなぁ、うふふふ、、、行くぞぉーーー。

やったね、あるよあるよ小さい《目魚》が! [左下]

《目魚卵》もあるじゃん! [右下]

《カブトガニ卵》があった、やったね、これ食感が好き! [右上] 

よっしゃ、舌平目も食べちゃおう

老板「どうやって料理する?」
 愛「《目魚》は茹で上げて醤で食べる、《目魚卵》はスープにして、《カブトガニ卵》は鶏卵と炒めて!」

 友『魚はどうする?』

 愛「《舌平目》は、、、蒸してからあんかけ!」

老板『豚の小腸はどうよ、新鮮だよ〜。』

 愛『どれどれ、、、よしっ、食べる。唐辛子と一緒に炒めて!』

老板『肉と貝は?』

 愛「お肉はいらない、貝は、、、《血han》ある?」

老板『ごめん、さっき売り切れちゃった。』

 愛「じゃ、もういいよ、足りなかったらまた注文するね。」

友『飲み物は?』
 愛「ビール〜♪ なにがある?《恵泉》?《雪津》?《大地》?」
老板『なんでもあるよ!』
 愛「じゃあ、、、すっごく冷えた普通の《雪津》ね、凍っているのはダメだよ。」

老板『あいよ〜、何本?』
 愛「じゃんじゃん持ってきてーーー♪」

一同『がんぽ〜い!!!(乾杯)』


 
《5yin、6yin、品茶》

うほっ、これでも十分じゃないの〜♪
そりゃそうだよね、普通5yin6yinの花茶なんて、そうそうないんだから。
どうよどうよ、この香り〜!
はぁ、、、茉莉花って大した花だよ、お見事ーっ。(笑笑)

龍団珠 白毛尖

では、早速・・・それーーー、品茶だ、品茶だ!
仕上がりまでの途中で飲める貴重な一杯だよ、えへへ♪


うん! いい! すごくいい♪ 
ホン干前だっておいしくいただけたけど、
ホン干すると味が引き締まって香りが引き立つ。
しっかりお茶葉と花の香りが一体化した感じ。

 

yin花後にホン干しないでほって置くと、発酵が進んでせっかくの好い花の香りが
すえた香りに変化してしまい、そのままでは数日待たずにお茶は劣化してしまうの。

お茶葉にあった水分量って大切ね!
愛里花茶は今夜またyin花するから、今の段階での水分量は少なめにホン干。

yin花時にお茶葉がちょうどよい水分量になるように、調整してそれぞれのお茶をホン干しますが、
お茶葉によってyin花や提花する花の量や行程が毎日少しづつ違ってくるので、
その日の天気を見て、それぞれのお茶の今後の作業予定を考えながらの
ホン干の温度と時間は、指示するオーナーや師匠の感覚が命。

もちろん、一緒に作業する職人さんたちの助言無しでは命取りになっちゃうよ。

一見、どれも同じような作業に見えますが、実はそうではないのね。
とっても微妙で難しく、重要な作業です。


 
《ホン干機、壊れる》

あいやー、ホン干機の後ろから煙がモクモク出てきたよぉ。
すぐにストップ!

修理の人が来てくれるまで、みんなで休憩〜。
機械にかけられるお茶も、籠に入って休憩〜。
愛里花茶も、網に広げられて休憩〜。

《ホン干機、復活》
おっとっと。。。
食堂でホン干前の愛里花茶を品茶して休憩しながらうとうとしている間に、
すっかりホン干機は直ってるよ。
愛里花茶もホン干済み。。。通涼中。。。あいたた。

どんな感じになったかなっ!


7月28日  今日も40℃超えています。。。ふぅ。
《愛里茉莉花茶:龍団珠5yin、白毛尖6yin後の朝》
朝7時半、作業開始で〜す!

花と一緒に一夜を過ごしたお茶葉たち。
よく眠れたようですね、とっても気持ちよさそう♪

先に《白毛尖》が篩いで丁寧に篩花され、ホン干されるのを籠の中で待っています。
《白毛尖》は《龍団珠》より壊れやすいので、師匠が篩花してくれる。

次に《龍団珠》を篩花。
奥に見えるお茶だって決して多いとは言えない量なんだけど、
工場の中で、愛里花茶は本当にちんみりちんみりに見えちゃうね。。。

それでも、他のどのお茶より丁寧に扱って下さっていま〜す!

この後、篩いで取り除けなかった花片などを職人さんたちと一緒に
ひとつひとつ手で取り除き、通涼して、頃合を見てホン干します。
この作業には、近所の女性を数人雇い手伝ってもらいます。
丁寧に丁寧に、お茶葉を壊さないように網の上に広げましょうね。
愛里花茶は機械にかけられないから、専用のホン干用の網なのよ♪

《篩花》
篩花高級茶になると、機械を使わずに少しづつ職人さんによって篩花されます。
篩いには花が残り、下にお茶が篩い落とされます。
茶葉の外形によって、篩いの目の大きさを変えます。

愛里茉莉花茶も同じよ〜!
この篩いを使う篩花がまた楽しいんだっ。
でもね、調子に乗ってやっていると・・・

師『愛子ぅ〜!そんな風にしたら茶葉が壊れちゃうよ、ダメーっ!』
愛「あ〜い、、、。」

そうなの、下手な人がやると最後に残るお茶がどんどん無くなっちゃうの。
それではっ! 愛里花茶以外のお茶葉で練習、練習。(笑笑)


 
《外注のお茶、仕上がり!》
外注のお茶、仕上がり

数日で、外注の大量のお茶は、あっという間に仕上がってしまいました。
袋詰めされ、出荷間近です。
短い間でしたが、愛里茉莉花茶とひとつ屋根の下で過ごしていたのに。。。
山西省へドナドナ(!)されていきます。。。さようなら〜。

「袋詰め手伝うーーー。」

 

(手前は、四川省から注文のお茶、圧花中。)

《今年のsui茶:圧花中》

こちらの山は今年のsai茶、ただいま圧花中。

圧花中

圧花中


福州市内からの注文。
上が白く膜があってあるように見えるのは、高級茶葉から篩い落とされた
sai茶(=ほとんど茶毛)を乗せたばかりだからです。

愛里茉莉花茶からも分けてあげたんだよ〜!


《魚○茶(○=思い出せない)》

魚○茶(○=思い出せない)四川省より注文のお茶。こちらも袋詰めされ、出荷を待つのみ。
原料茶葉の緑色がポイント、比較的等級の低いお茶です。

お茶葉の中に、仕上がったお茶に混ぜるためにホン干された
専用の干玉蘭花片と干茉莉花片が入っています。
この状態で袋詰めされ出荷されます。

四川省へドナドナね、、、遠いなぁ、道中気をつけてね〜!


《古sui茶》
2〜3年前の古いsui茶(篩い落ち茶)、こちらも注文が入りyin花前のホン干が始まりました。
 sui茶
いろんな等級の茉莉花茶を仕上げる途中で篩い落ちたお茶、
高級な茶葉からのsui茶も混ざっています。

sui茶これも想像以上に、おいしいんだよな〜。
特に仕上がったばかりは、サッと香りが広がってお茶の味も出てきてくれるの。
1泡目がいい!
2泡目、、、う〜ん、、、まだいけるかな〜。
3泡以降は、、、ん・がっ、、、ごめん。


 
原料茶葉のホン干 仕入れた茶葉は、yin花前にまずホン干します。
yin花すると、花の水分量が茶葉に移り茶葉の水分量も上がるため、
原料茶葉の品種・形状・状態などを確認し、yin花後の水分量を想定して、
それぞれの原料茶葉にあった温度でホン干機に通します。

愛里茉莉花茶は、独立した後はホン干機にかけていません。
(どうやってホン干する? そのうち画像が出てきま〜す。)

《原料茶葉のホン干》  
花オ『おうっ、愛子! お茶は出来たか?』
愛 「まだまだだよ〜ん。」
花オ『山の上の花園、いつ見に行く?』
愛 「いつでもいいよ、時間があるとき一緒に行こうよ。」
花オ『でもよぉ、昼間は暑いしよぉ、山の上に花はないぞぉ。』
愛 「じゃ、次でもいいよ。お茶がまだ出来ていないから私も忙しいもん♪」
花オ『おうっ、行きたいときにいつでも電話してきな!』
愛 「ありがとうね〜。」
花オ『おうっ!』

この花園のオーナ、一度聞いたら絶対に忘れられない声の持ち主。
隣の工場にいる時でも、すぐ分かるよ。
茉莉花とは縁もゆかりもないような声をしているの・・・くすくす。

どんな声かって?
築地の朝市を想像してください。。。
先頭に立って新鮮な魚を次々にセリにかけている威勢のいい兄ちゃんがいます。。。


その声ーーーっ!

いくつもの茉莉花園を抱える花園のオーナー。
今日ここで必要な花は少ないので、
バイク数台で運んできてくれました。

花園のオーナー

  《花園のオーナー》

 

工場内に、文字通り花を添えている2色のお花。
強い日差しの中、風を拾って光っているの。
誰に聞いても名前を知らない。。。へへ、ま、いいか!
庭の花 庭の花《庭の花》

 

午前の仕事を終えたら、たっぷりとお昼ご飯を食べて、誰もがお昼寝の時間です。
《お昼ご飯》お昼ご飯




《籠入り娘♪》
左《白毛尖》右《龍団玉》)
白毛尖 龍団玉
左《白毛尖》 右《龍団玉》)

うーわっ、かっわい〜い♪ 箱入り娘じゃなくて籠入り娘だね♪
愛里茉莉花茶は、大事に大事に籠の中でyin花されています。

見ていたら、いろんな方の気持ちが籠の中にいっぱい詰まっているのを感じてきたよぉ。

嬉しくて嬉しくて。。。うるうるしてきちゃった。。。
もうこのまま帰国してもいいーーーっ。

ダメーーー、まだまだこれからでしょ!


《愛里茉莉花茶、独立!》
工場の隅っこ、養花されている花の横で、ちょんもりと待っているお茶葉の小山。
職人さんたちからみれば、まるでおままごとみたいなんだろうなぁ。
本当にどうもすみません。。。

「1〜2キロなんか、どうやってつくるんだよ、がははっ!」
オーナーにそう笑われて、少ししょんぼりしていたら、
(思いっきり多めに言ったつもりなんだけどぉ。。。でへへ。)
「5キロで作るから買える分だけもって行け、残ったら家で飲むから心配するな、がははっ!」

ホンとにーーー! 工場へ急げ〜♪

白く見えるのが《龍団珠》、それより少し黒く見えるのが《白毛尖》。

がんばるぞーーーっ!


《3春茶の龍団珠》

龍団珠(白龍珠)と名がつく形も、等級はピンきりです。

こちらは、比較的等級の低い龍団珠、3春茶です。

でもね、このお茶だって新鮮な花を大量に使って既に3yinされ、
まだ1提が残っていますが、おいしくいただいていま〜す!

(つまみ食い、、、じゃなくて、つまみ飲み♪)

《外注の量産用茉莉花茶》
このようなお茶を各地方(含日本)のお茶屋さんや市場などに卸している会社からの注文で、
その会社の依頼どおりの茉莉花茶として仕上げます。

その会社の予算で、より満足できるようなお茶に仕上げるにはどうすればよいか、
オーナーや師匠たちが持ち込まれた原料緑茶をチェックし判断したら、すぐに作業に入ります。

持ち込まれた原料茶は、合計1トン。2種類使います。
とてもとても安い原料茶葉をベースに、それよりほんの少し上のランクの外形の違う茶葉を混ぜると・・・

あら不思議っ! なかなかいいお茶に見えます!(笑笑)

こちらは、等級の低い量産用のお茶葉。

7月27日 
《玉蘭花》

茉莉花茶をつくる行程で、ほとんどの等級のお茶に使われます。
調味料みたいな役割でしょうか!

玉蘭花は、少量でもとても香りの濃度が高く、
仕上がりの香りが茉莉花をyin花したお茶と区別がつきにくいので、
茉莉花を少なくして玉蘭花を多く使っている工場もたくさんあります。
その方が、材料代が大変安くあがり、手間もかかりませんからね!

ただし、泡茶してみればその違いははっきり出ますよぉ〜。

高級な茉莉花茶をつくる場合にも使われますが、お茶葉のその時々の状態に合わせて

新鮮な玉蘭花のみを、ごく少量使います。
そうすることで、ますます茉莉花の香りが引き立ちます。

ちなみに・・・
新鮮な玉蘭花だけをyin花した緑茶《玉蘭花緑牡丹》も好きです。

《玉蘭花緑牡丹》は、黄山のお父さんが昨年完成させた芸術茶。
ここのオーナーの《茉莉花茶》も、黄山のお父さんの《玉蘭花緑牡丹》も、
原料の緑茶に新鮮な花の香りをyinしたお茶ですが、
土地の気候をはじめ、使われる緑茶も花も行程も違います。
当然仕上がったお茶の味わいも全く違って、どちらも好き!

その土地を知り尽くした人だけが作り出せる、その土地の味なんでしょうね♪
黄山のお父さんも、きっと今頃は玉蘭花をyin花している頃でしょう。
(・・・電話してみようかなっ!)


《純花&小花》

その日に摘まれた各花園の新鮮な茉莉花は、一箇所へ集められ、
注文のある工場へ夕方運ばれます。
この時は、まだ蕾なのよ〜!

この鮮花を約3時間ほど(その日の気候や花の状態によって前後する)養花し、
花が70%ほど開き始めたら起花機にて純花と小花に分けられます。

花が開き始めると工場内は花の香りむんむん、夢の世界〜!

さて、仕入れた鮮花全部が使えるわけではありません。
例えば・・・
1トン仕入れた鮮花、状態が一番いい今の時期でもyin花に使えるのは
70%前後、この花を純花と呼びます。
残りは、ほとんどが開かない花=小花です。
いくら待っても、養花しても開きません。


《茉莉花味の牛乳!》

愛「じゃあ、小花はどうするの?」
師『使わないよ。』
愛「捨てるの?!」
師『ある人が持って行くんだ。』

愛「ある人? あ、さっき持って行った人ね?」
師『ああ、たくさん持って行っただろ?』
愛「なるほど、、、安く売るんだ!」
師『いくらにもならないけどな。』
愛「あの人は何に使うの?」
師『牛にやるんだよ。』

愛「は?・・・牛? あの、モーモーって言う牛? 乳牛?」
師『ははっ! そう、そのモーモーが食べるんだよ〜。』
愛「その牛乳おいしい? 花の味する?」
師『さっき飲んでたじゃないか、花の味したか?』
愛「あれか〜♪ すこし薄甘かったけど、花の味?したかな?」

愛「なんで牛に茉莉花あげるの?」
師『よく食べるぞ。日本ではやらないのか?』
愛「だ・か・ら〜、こんなにたくさんの茉莉花なんかないってばっ!」
師『ははっ、そうか。』

改めてその牛乳飲んでみたけど、花の味はしないよぉ〜。
そう言われてみればそんな気がしないでもないけど、
この甘さは花のそれとはちょっと違う。。。

でも! 茉莉花の蕾を食む牛・・・なんか、なんか、いいね〜♪


7月27日 (城門:やっぱり晴れ:気温やっぱり40℃超える)

《yin花後の花は?》

yin花が終わりお茶葉と分けられた花は、等級の低いお茶葉の圧花に使います。

または、ホン干してから商人や別の工場に売ります。
買い取った人は、そのまま茉莉花だけのお茶として売ったり、
yin花の回数や花の量が少ない、もっと等級の低いお茶葉に混ぜて
そのまま商品にします。
花が混ざっている茉莉花茶をよく見かけませんか!あれです。

yin花後の花をホン干

圧花は、高級茶に施す提花と同じような役割。
yin花後の花は、新鮮な花とは比べようにならないけれど、まだまだいい香りがします。
その花を短時間大量にお茶葉に混ぜ、面香(茶葉表面の香り)を好くします。

圧花の際には、同時に大量の干玉蘭花と少しの鮮玉蘭花を混ぜます。

これにより、もっと香りの濃度が高くなりますが、使いすぎると俗っぽい(?)香りと味になります。

そうして出来上がった茉莉花茶の面香もたいへん好く、普通の人にはなかなか区別がつきません!(笑笑)
これが圧花

新鮮な花にも、好い花・悪い花、質の差は大きいです。
やはり、今の時期、ここの本地の花はいいですね〜。
山の上の花は水分量が足りず、香りも薄く、小花が多いです。
(小花=養花しても最後まで開かない花のこと。)

また、外地から来る花は、どうしても劣ってしまいます。
値段も違うので、比べたらかわいそうですね!

質の好い花は、そのままホン干してもyin花後にホン干しても
黄色っぽい色になります。

干玉蘭花    

《7yinに向けて、独立!》
今夜から、愛里茉莉花茶は独立してyin花されます♪
《龍団珠》は、今夜4yin目。
《白毛尖》は、今夜5yinに入ります。

すごいよ〜! 
いい花をより分けて通常より多めに使うよ!
でもね、多ければいいってもんじゃない。
花を多くして水分量が高くなりすぎても、途中で茶葉が壊れちゃうからね。
1yinごとに花の量も変化していきます。
そこは、オーナーや師匠の経験と感覚が命。
頼むよぉーーー!

楽しみに待っていてくれている人がいるんだもん、ね♪


《花も来た!》
雨が来たから花の到着が数時間遅れた。
夜8時、一時小降りになった所で一気にトラックで運ばれてきた。

雨が降る前に詰まれた花だから、昨日と同じく香りは好いが水分は少ない。
このままではなかなか開かないから、今日は少し高さをつくって養花です。

師『そんなに茉莉花が好きか?』
愛「うん、好き♪」
師『よ〜し、花と一緒に埋めてやる、ほれ〜!』
愛「うっひゃ〜♪」

やっぱり周りで職人さんたちが大笑い・・・

職『日本に茉莉花はないの?』
愛「こんなにたくさんないよぉ。」
職『もっと、かけてやろうか?』
愛「うん、かけて、かけて!」
職『それ〜!』
愛「うっひゃひゃひゃ〜い♪」

・・・髪の毛の中から服の中まで、花だらけ・・・


《嵐が来た!》

夕方の風が吹き始めた。何時?5時。眼が覚めた。
花、もう届いちゃったかな?
窓から工場の入り口を覗いてみる。
大丈夫、まだ来ていない。

あれ? なんか空が暗いような?・・・もしかして、雨雲!
トランプしているみんなの所へ走る。。。

 愛「雨が降るんじゃない?」
おば『降らない、降らない!』
 愛「あっちの空見てよ!雨雲じゃない?」
おば『絶対降らないってばー。降ると思うの?』
 愛「うん、降ると思う!」
一同『降らねぇ、降らねぇ。。。』

ゴロゴロゴロゴロ・・・(遠くで聞こえる。)

 愛「ほら、雷!」
一同『工場の音だよー。』

ピカーーーーーーーーー。(稲光。)

 愛「ほら、稲光!」
一同『遠い、遠い、こっちまで来ないよ。』

パラ、、、パラ、、、パラパラ、パラパラパラ・・・

 愛「ほら、雨だぁ〜!」
一同『本当に来たぁーーーーー。』
おば『洗濯物、洗濯物ーーー。』

ドシャーーーーー。ピカーーー。ゴロゴロゴロ。バシャバシャバシャーーー。

 愛「うーわ、、、すごいね。」
一同『すぐ止むさ。』

すぐ止むどころか、それから5時間、延々と稲妻と雷の軍団が
入れ替わり立ち代りやって来た。
雨風がんがん強くなり、半屋外の広い食堂に降り込んでくる。
みんなもどんどん中央に寄り、居場所は次第に狭くなる。
なすすべもなく、誰もが稲妻の鑑賞会。

雷が近くにバリバリ落ちる。次々に落ちる。
暗い空が数秒ごとに明るく広がる。

3階建ての大きな家の屋根は、万里の長城のような飾りがついているの。
空が光るたびに、この長城飾りが怪しく浮かんでは消える。
(ひぇー、美女と野獣のお城も真っ青だよ・・・)


25日(夕方〜夜)

《夕方6時、花が来た!》

雨が降らないため花も少なく、花の水分量も少ないから開きが遅い。
しかし、香度&濃度は、今年は今の時期が非常に好い。
300キロの鮮茉莉花の蕾たち。 届いたばかりの花の蕾

《夜10時、花開く!》


花が開いた♪作業再開始〜。(写真撮っている場合じゃない。。。働けーっ!)

まず花の選別、蕾と開いた花を機械で分け、
開いた花をyin花・提花に使います。

 

等級の低い量産茶の提花。 
    
白いのは鮮玉蘭花。
(鮮玉蘭花=届いたばかりの新鮮な玉蘭花。)
赤く見えるのは玉蘭花干。
(玉蘭花干=特級茶葉などに使った新鮮な玉蘭花をホン干したもの。)
等級の低いお茶には、合わせて使う。


《お昼寝仲間》

お昼ご飯を食べて、午後の作業を済ませたらさっさとお昼寝しないと、
深夜(3〜4時頃始まる。)の作業まで体が持たないよ。


お昼寝仲間を紹介しましょう!
一番大きい子が《花花》。
次に大きい子が《露露》。
一番小さい子が《小小》。
どうぞよろしく〜!

 

(昨年いた《小白》は、病気でいなくなっちゃった。。。くすん。)

愛「ここ(1階の床の隅っこ)、冷たくて気持ちいいね〜♪」

花『!』(私の手を舐めまくる。) 
小『!』(私をいつまでも見つめてる。)
露『!』(私と小小の間に割り込んでくる。)


《中庭》
ちびちび緑マンゴーがいっぱいあるよっ!
食べていいの? わ〜い♪
桂円(龍眼)もなっているよ!
勝手に食べていいの? わ〜い♪

椰子の木が!
あ、、、実がないや。


《断水》

いよいよ、水がなくなった。
今年はこれがこの家で始めての断水らしい。
こんなに水が多い地域で断水なんて、本当に雨が降らないのね。
・・・中国全体は大丈夫なのだろうか?

断水、、、でも大丈夫。
工場や食堂の水道からは水が出る。

夜はバケツで水浴びだね!


《問屋茶の品茶》
はぁ、、、オーナー始め、みなさまのおっしゃるとおりでしたぁ。
時間の経過を待たなくても、これははっきりしているわぁー。
外形はまずまずのお茶もある、でも肝心な味が・・・

でもね、でもね!
《五星茶》のひとつがいいよ、いいよ♪
オーナーも師匠もうなずいた。
これを使ってyin花したら?・・・うくくっ、とってもいいかも知れない!
原料茶葉代も大分高くつくけど、つくってみたいな《五星茶》♪
昨夜の流れ星を思い出すぅ〜。

しかし、残念ながらつくれません。
最初の行程から始めるとなると、今からでは時間が足りない。
花も間に合わないかもれないんだって。。。

また次回だねっ!

麦穂 luosu 耳環
麦穂 luosu 耳環
碧螺春・・・!!
碧螺春・・・!! 玉蝶 五星茶
龍団珠
龍団珠
問屋で見つけたいろいろな形のお茶 明前五星茶2種を泡茶

《茉莉花園》
途中で花畑に寄り道です♪



まだ朝なので(でも35℃近いよぉ。)花摘みは始まっていません。

花の状態はいいけれど、確かに少ないね。。。
山の上は枯れているって言ってたし、こりゃ、高値がつくだろうなぁ。

《茶葉卸問屋》
朝が来た・・・卸問屋をまわってみよう!

本当に今年は原料になるいい高級茶葉が少ないの?
疑っているわけじゃないけど、実際どんな状況なの?
自分で見ないと納得しないこの性格。

バイクの後ろに乗せてもらい、出発進行〜!

大きな道の両側に、各産地の緑茶を卸す問屋が並ぶ。
農家直売の問屋・地域でまとめて卸す問屋・仲介商人の問屋。
約百メートルほど、ずらりと並んでいる。

とにかく片っ端から覗いてみよう!

ふむふむ、、、確かに昨年の同じ時期より全体量は少ないなぁ。
うん、、、手工の珍しい頭春茶が少ない、3春茶はまずまずある。
でも、、、確かに手工の珍しい3春茶でも昨年に比べればかなり少ないや。

でもさ〜、お茶は飲んでみないと分からない!
持ってかえって時間をかけて品茶してみたい。
《麦穂》も《鳳眼》も《五星茶》も、あるにはあるのよ頭春茶。

「これとこれ、、、あれとそれ、、あっちとそっちも、、、少しづつ頂戴!」
『はいよー、気にいったら電話してくれよな。』

これを繰り返して問屋をまわる。
見て《聞》して触って、よさそうなお茶を少しづつ。。。
同じ種類でも、問屋を変え、ランクを変え。。。

大体まわったね?
よっしゃーーー、この位でいいでしょう!
さあ、帰ろう。

お! その前におやつがやってきた、ほほ〜い♪


7月26日 城門:晴れ:気温40℃超える

《ちょっとご紹介!》

オーナーには3人の子供がいる。
長男・長女・次男。
順番に、びんびん・りぃりぃ・かんかん。
びんびん&りぃりぃは大学生。
3人とも普段は学生寮に住んでいるけど、今は夏休みで帰ってきている。
かんかんは、福州に住んでいる叔父さんの家からなかなか帰ってこない。
街が大好き高校生! あ、秋から大学生だ。

びんびんのお蔭でここでネットにつなげるの、感謝・感謝♪

りぃりぃのお部屋でお世話になっています。
クーラー付き、テレビ付き、ダブルベッドの広い部屋。
おまけにシャワー&トイレの部屋が隣接している。

こんな大きな家に入ったことがないよ〜!
2年前、初めて来たときはかなり驚いた。
敷地内に、工場・職人さん寮・大食堂・中庭・そして3階建てのこの大きな家。
敷地全体の大門は、いつも頑丈な鍵がかかって門番さんがいる。

さてさて、このオーナー家族の大きな家。
つるんつるんの木の階段は幅が広く、ウエディングドレス着た2人でも歩けるね。

2階に上がるとすぐに広いホール。
そこに10人以上は余裕でくつろげる立派な応接セット、
その隣はダンスフロアー?・・・と私が呼ぶ空間。
(なんの為のスペースか住人に聞いても誰も知らない。)
フロアーから散らばって個室3個、それぞれベランダ・シャワールーム隣接。

2階と3階は同じ造り。
でも、3階は誰も使っていない。

1階は、、、はぁ〜、もういいや、、、。天井は高いし、とにかく広い。

98年に建てたばかりなのに、もうすぐ壊して違う場所に家を建てるらしい。
電線の問題なので、仕方ないそうです。
次に来る時この家ないのね。。。あぁ、もったいない。(苦笑)


《停電》
暑すぎて、電力を使いすぎて、大きな家はもう何回も停電している。
工場の方の電力は大きいので心配ないのね。
停電になると、家の中は一気に温度が上がる。
みんな部屋から出てきて、表の日陰に集まって、麻雀・トランプが始まります。
(停電じゃなくても、やってるけどね!)

《さっそく品茶、、、どうする愛里茉莉花茶?》

・出来上がったばかりの1yinと、1.5yinの違いを品茶。
・昨年のお茶を混ぜたものと、今年のお茶だけとの違いを品茶。
・2yin1提同条件で、頭春茶と3春茶の違いを品茶。

 

いよいよ、、、。
・茶庫の中から今年の高級茶葉を全て持ち出し、品茶。

さあ、どのお茶を使ったらyin花の多いおいしい茉莉花茶ができるか!
オーナー・花の師匠・茶葉の師匠、4人で品茶しながら相談、相談、また相談。

今年は手工で形を作った高級茶葉がとにかく少ない。
昨年作っても売れなかったそうで、今年は市場にほとんど出ていない。

お茶のペットボトル飲料が急激に増え始めたのも、大きく影響しているらしい。

いいよっ、いいよっ、元からそれは考えていないから!

手の込んだ形=おいしい、じゃないからね。
人が触れば触るほど髪の毛など雑物も多くなってしまうし、
決して衛生的とは言えないし、茶葉の香りも飛びやすくなるし。

今年、ここで一番多いyin花は4yin1提。
茉莉花茶として一番いいのは? 5〜6yin?
ここまですれば提花はそれほど必要なくなる。

7yinすればそれ以上にいいけど、リスクが高い。
yin花ごとにホン干するから、どんどん茶葉は壊れていき、
華奢な形の手工茶葉は、熟練した職人さんが担当しても、
いきすぎればボロボロになっちゃうの。。。
開始したときの何パーセントが最後まで残るのか?
お茶の味もなくなってしまい、茉莉花の香りを楽しむだけになりかねない。

10yin、20yin、もちろんやればどこまでもできる。
できるはできるが、そこまでの必要はないでしょう。
実験はしてみたい、でも遊びじゃないからね。

さあ、どうしよう。。。


《もう引き下がれない!》

茶葉とグラスに囲まれて、数時間品茶を続ける。
時間の経過による、湯色や味の変化も重要だからね。

手工で形を作ったもの、一番いい原料茶葉は《龍団珠》。
これは定番、ピンからキリまで今年もある。
オーナーが今年も産地で仕入れた一番いい明前の《龍団珠》、これは間違いない。
これは候補!

形は作っていないけど、お茶としておいしいのは?
《白毛尖》!
これも明前茶、でも形を作っていない分、原料茶葉代が安い。
オーナー自ら産地で買い付け、何日も何日もここでみんなで手作業した。
茶梗などを取り除いた後の《白毛尖》は、葉だけが残り葉底がとてもきれいです!
これも候補!

ううぅぅぅ、ううぅぅぅ、ううぅぅぅ。。。(悩)

愛「一番少なくてどのくらいからできる?」
オ『どれくらい欲しんだ?』
愛「何トンものお茶の前では、笑えるくらい少ないよぉ。。。」
オ『あ? 何キロでも作ってやるぞー。』
愛「少量の特級でも最低何十キロかは作るでしょ?」
オ『今年は暇だから、やってやるぞ!
  な、師匠、できるよな?
  でもな、2〜3キロの7yinなんか作って、どれだけ残るかは知らねーぞっ。がははっ!』
愛「あうぅ、、、。」 

愛「どのくらい日数が必要?」
オ『7yin? 普通は早くて一ヶ月だな。』
愛「う、、、。」
オ『心配するな、そんなちびっとあっという間に出来上がるから。がははっ!』

どちらにするか迷っている私にみんなが言ってくれた。
『1種も2種もかかる手間は同じだ、両方とも作ってやるぞーっ!』

2種も作ってくれるの?
やばい、こんな贅沢いいのかな!
え? いくらかかる???
うぅ、、、ダメだ、ここまで盛り上がっておいてもう引き下がれない。

《決定!》

よし、決めた。 私も女だっ!(・・・?)
お金がなくなったら帰国すればいい。
《心の隊員》だっていてくれる!

2種に決定。 つくるぞ、愛里茉莉花茶ーーーっ♪


《03:7yin愛里茉莉花茶♪》

《龍団珠》と《白毛尖》。
最後に候補に残ったこの2種。
産地も茶摘みの時期も品種も同じ、外形・葉底・値段が違う。
yin花の量もほぼ同じにします。
提花はしません。
玉蘭花も一切使いません。
7yin目指してがんばるぞ〜♪

外形が違えば、yin花時の茶葉の香り吸収力が違う。
ホン干の温度も違う。
葉底が違えば、湯色や味が違う。
値段が違えば、楽しみ方が違う。

産地も茶摘みの時期も品種も同じでも、yin花の量が同じでも、
細かくいろいろな点で違いが出て来る。
これの違いが、とても楽しみだね〜♪

愛「今日からお手伝います!」
オ『おー、師匠にしっかり教われよ。』
愛「は〜い。」

愛「よろしくお願いいたしまーすっ。」
師『心配しなくて大丈夫。おいしいお茶作ろうな。』
愛「誰も飲んだことない茉莉花茶ね!」
師『ああ、特別なやつだろ?仕上がりよかったら少し分けてくれよ!』
愛「もっちろ〜ん♪」

師「じゃ、花が来るまで少し休んでいろ。」
愛『はいっ、分かりました!』

夜に備えてちょっと昼寝します。。。これ、とっても重要。本当だよ!


7月25日

《流星ーーー☆》

工場の小さな非常灯以外に明かりはなく、
静かな空には星星がいーーーっぱい!
茉莉花の香りは鍵を閉めている工場内から溢れ出し、
夜風と一緒に波のようにやってくる♪

水浴びして、流れ続けていた汗と体中に付いた花片や茶毛を洗い流し、
花の大気に包まれて、夜空を見上げながら仕上がる途中の花茶を飲む。
心がほんわか、自然ににっこりしちゃうよね。

7yinの茉莉花茶かぁ・・・どんな風に仕上がるかなぁ・・・

さらーーーーー☆ あっ、流れ星! 
今のすごく長かった、きっとおいしいお茶になるんだよ♪

この夜、ベランダから見える東の空に合計5つの流れ星をみました〜☆


7月25日  (福州:城門:晴れ:気温40℃超える) 

いきなり茉莉花の中に突入です♪

出たぁーーー、パジャマ姿のオーナー登場!
やっぱりパジャマが普段着なのね。。。
「暑いだろ、水浴びしてこい!」
「お茶? 先にご飯を食べろ!」
へへへ、、、相変わらずで、なんかホッとするよ。

しかし予想以上にあづい、あづい、あづい・・・
まだ昼前なのに40℃越えているよ。
もう10日は40℃を超えているらしい。。。ひぇー。
一ヶ月も雨は降っていないそうだ。。。あいやぁー。

花は大丈夫?
途中の花園も花が少なかったよ。
山の上の畑は枯れている?
そうか、水が撒けないものね・・・大変だっ!
でも、ここは水があるからよかったよぉ〜。

特別暑くて雨のない夏です。


《飛行機MU292》

一応チケットの確認でもしておこうかねー。今更だけど。

MU292?  MU591とかじゃなかったっけ?
15:35発?  なんで?
日に一便13:30くらいだったはず? あれ?
上海経由西安? そんなのあった? うそ? 間違えた?

・・・そうか! 西北航空と東方航空が合併したんだっけ。
チケット代が少し高くなったけど、便は増えたんだ。
ぎゃ、、、逆じゃなくてよかったよ。(焦)

行ってみようかーっ♪

《助走》

離陸するためにいきなり猛烈なスピードで助走を始める飛行機。
音と振動、この力強く盛り上がっていく瞬間がたまらなく好き。
私まで一緒にスイッチが入る。
「うおーーー、行くぞぉーーーっ!」

もっと長く助走して欲しい。。。



《上海上陸》

着陸が近づいてきたことを告げる海の色。
大陸がはっきりと見えた。
胸がキューーーン、、、って言ってるよ!
もう夕方の5時だって言うのに、なにこの熱さ!
37〜8℃がもう何日も続いている?

覚悟していたけど、、、あづいよぉー。

《上海の夜》

いつものお宿。一番安いいつものお部屋。
上海にしては非常に安い、でもやっぱりひとりは不経済。
もうひとつベッドが空いているから、なんかもったいなく感じちゃう。

まずはチケット取って・・・
上海に出てきている湖おじさん(碧螺春日記参照)とお茶して、
お茶市場にいる友人とご飯食べて、
上海に住んでいる友人とビール飲んで、
みんな変わりなく元気だね。
ごめんね、時間があまりない。

明日の朝、福州に向けて一気に飛びます。
早くしないと茉莉花が、、、茉莉花が、、、。

7月24日 

《ここ、どこ?》

てくてく歩く・・・「あ、きれい! ピンク色♪」
点々と続くピンクの花の蕾と一緒に進む山の細い道。
どんどん増えていくピンクの蕾。
「桃?違う。 え、今、何月だっけ?」
「梅?違う。 今、春? 確か夏だったはず。」
「桜? ではない。」
「何の花? こんなピンク色の花見たことないっ!」
目の前に迫る山を見上げる。

ふわぁぁぁ〜!!! 
虹の山。。。。。

ピンク色の山に、黄色・オレンジ・赤が差し込んでいる。
まわりの山はみんな緑色。
目の前の山だけ山ごとピンク色。
ここ、どこ???

風が来た。。。ちょっと昼寝しよう。。。このピンクの花の樹の下で♪

(電話が鳴る。)
家人『起きてる?』
愛里「・・・?」
家人『何時の飛行機?』
愛里「ひー、ありがとぉーーー。(叫)」

・・・出発直前、素敵な夢・・・

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